
どうも、当サイト管理人のりりえもんです。
今回はMr.HOBBY/GSIクレオスから販売されているMr.COLOR C7 ブラウン(茶)光沢を使い、
5種類の下地色に塗装 → [光沢/半光沢/つや消し]でトップを重ねて、
発色と質感の違いや、乾燥による見え方の変化を検証しました。
私の主観になりますが、今回の検証での印象としては、
Mr.COLOR C7 ブラウン(茶)光沢 は隠ぺい力が高く、乾燥による色ブレも少なく扱いやすく安定した仕上がりになる塗料という印象です。
この結論に至るプロセスを写真つきでまとめています。
「見せてもらうか、りりえもんの新しい検証記事の性能とやらを!」
こんな気分でさくっとどうぞ!
今回の検証内容
▼今回比較する塗料は、Mr.COLOR C7 ブラウン(茶)光沢です。

▼使用する下地色は以下の5色となります。
- ブラック
- グレー
- ホワイト
- ピンク
- ブルー
▼使用するトップコートは以下の3種類となります。
- 光沢
- 半光沢
- つや消し
上記5色の下地の上に、Mr.COLOR C7 ブラウン(茶)光沢を塗布して隠ぺい力や発色の確認を行い、
トップコート3種類を塗布した際の見え方の変化について検証していきます!
今回検証する塗料・下地・トップコート詳細
下地・トップコートの希釈率や使用した塗料の詳細は以下の通りとなります。
- 検証する塗料
- サーフェイサー
- トップコート
Mr.COLOR C7 ブラウン(茶)光沢に使用した薄め液と希釈率は以下の通りとなります。
薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)
今回使用したサーフェイサーは下記5種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。
薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)
- ブラック
GS-03 サーフェイサーエヴォ ブラック - グレー
GS-01 サーフェイサーエヴォ - ホワイト
GS-02 サーフェイサーエヴォ ホワイト - ピンク
GS-07 サーフェイサーエヴォ パステルピンク - ブルー
GS-08 サーフェイサーエヴォ スカイブルー
今回使用したトップコートは下記3種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。
薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)
- 光沢トップコート
Mr.HOBBY C46 Mr.カラー クリアー/光沢 - 半光沢トップコート
Mr.HOBBY C181 Mr.カラー スーパークリア半光沢 - つや消しトップコート
Mr.HOBBY C182 Mr.カラー スーパークリアつや消し
塗装方法、注意点
- 注意点
- 塗装方法
- 薄め液
■塗装環境
希釈率や吹き付け圧は、ご使用の塗料の状態や作業環境によって最適な設定が異なります。
ハンドピースの口径や使用するコンプレッサーの出力などにも差が生じるため、最終的にはご自身の環境に合わせて調整をお願いします。
仕上がりの違いを楽しみつつ、ご購入前の参考程度に観てもらえると幸いです。
■乾燥時間
当サイトでは作業効率を重視して、乾燥には山善YD-180を使用しています。
乾燥機を使用する事で常温乾燥の3倍程度の乾燥効果があると判断しています。
■サーフェイサー
下地は1コートですが、サンプルには透明スプーンを使用しているため透け感が出やすく、作業効率を重視して両面塗装で透けを軽減しています。
■Mr.COLOR C7 ブラウン(茶)光沢
以下の流れで2コート塗装しています:
・軽く砂吹き → 下地を覆うように重ね吹き → 艶出しを意識した本吹き
■トップコート
トップコートはいずれも1コートで仕上げています。
色味や隠ぺい力を比較するためのサンプル作成が主な目的なので、ホコリ等の配慮はあまりしておりませんでご了承ください。
あと、私は塗装が上手いわけではないので、多少のムラも温かい目で見ていただけると嬉しいです(震)
塗料メーカーごとに推奨されている薄め液はありますが、当サイトのサンプル作成では作業効率や乾燥速度を考慮し、速乾性の高いガイアノーツ製の薄め液を使用する場合があります。
使用塗料とは異なるメーカー製の薄め液を用いることもありますが、いずれも同じラッカー系溶剤であるため、色味や定着に大きな影響はないと判断しています。
トップコート前の比較
トップコートを塗布していない状態の1コート/2コートの比較・確認です。
ここでは主に塗料の発色能力や、乾燥時間による色味の変化を確認しています。
トップコート無し(1コート)
▼1コート塗装後3時間の状態です。
▼1コート塗装後24時間の状態です。
隠ぺい力は高く、下地の影響はほとんど感じられません。
茶色は「赤・黄・黒」をベースにした混合色で、その割合によって見え方が変わりますが、
この段階ではクセの少ない、スタンダードなブラウンという印象です。
乾燥による色味の変化もほとんどなく、わずかに明るくなったように感じる程度です。
これは、溶剤が完全に抜けたことで光の乱反射が減り、黄系顔料がわずかに見えやすくなった影響と思われます。
ただし大きな色変化ではなく、乾燥前と比べても印象の差はごくわずかです。
トップコート無し(2コート)
▼2コート塗装後3時間の状態です。
▼2コート塗装後24時間の状態です。
重ね塗りによって光沢感はやや増しますが、
発色自体は1コートとほとんど差はなく、落ち着いた仕上がりです。
全体的に発色の動きが少なく、安定した仕上がりになる塗料という印象です。
トップコート後の比較
2コート24時間乾燥後の塗装サンプルに光沢/半光沢/つや消しトップコートを塗布した状態での比較・確認です。
▼光沢トップコート
▼半光沢トップコート
▼つや消しトップコート
光沢トップを乗せることで発色が一段と深まり、濡れたようなツヤが強調されます。
C7ブラウン自体の色味は大きく変わりませんが、反射が増えたことで赤みがわずかに引き立って見えます。
半光沢では適度なツヤが残りつつ、光の反射がやや抑えられます。
落ち着いた質感となり、自然な発色で扱いやすい印象です。
つや消しをかけると表面の反射がほとんどなくなり、マットで柔らかな印象に変化します。
色自体はほぼ変わりませんが、光沢が消えることでワントーン暗く見える印象です。
今回使用した塗料のリンク
▼Mr.COLOR C7 ブラウン(茶)光沢

▼薄め液

▼サーフェイサー





▼トップコート



まとめ
Mr.COLOR C7 ブラウン(茶)光沢 は隠ぺい力が高く、
1コートでも下地の影響をほとんど受けない安定した発色が特徴です。
乾燥による色味の変化も非常に小さく、3時間後と24時間後で印象の差はほぼありません。
2コートにすることで光沢感はやや増しますが、発色自体は1コートとほとんど変わらず、落ち着いた仕上がりになります。
トップコートを乗せた際は、光沢で赤みがわずかに引き立つ程度で、半光沢・つや消しともに大きな色変化はありません。
この比較が、みなさんの塗装ライフにちょっとしたひらめきを届けられたら嬉しいです。