
どうも、当サイト管理人のりりえもんです。
今回はMr.HOBBY/GSIクレオスから販売されているMr.COLOR C4 イエロー(黄) 光沢を使い、
5種類の下地色に塗装 → [光沢/半光沢/つや消し]でトップを重ねて、
発色と質感の違いや、乾燥による見え方の変化を検証しました。
私の主観になりますが、今回の検証での印象としては、
乾燥・トップ後も色相はほぼ不動。下地×艶で表情を作る”素直”な塗料です。
この結論に至るプロセスを写真つきでまとめています。
「見せてもらうか、りりえもんの新しい検証記事の性能とやらを!」
こんな気分でさくっとどうぞ!
今回の検証内容
▼今回比較する塗料は、Mr.COLOR C4 イエロー(黄) 光沢です。

▼使用する下地色は以下の5色となります。
- ブラック
- グレー
- ホワイト
- ピンク
- ブルー
▼使用するトップコートは以下の3種類となります。
- 光沢
- 半光沢
- つや消し
上記5色の下地の上に、Mr.COLOR C4 イエロー(黄) 光沢を塗布して隠ぺい力や発色の確認を行い、
トップコート3種類を塗布した際の見え方の変化について検証していきます!
今回検証する塗料・下地・トップコート詳細
下地・トップコートの希釈率や使用した塗料の詳細は以下の通りとなります。
- 検証する塗料
- サーフェイサー
- トップコート
Mr.COLOR C4 イエロー(黄) 光沢に使用した薄め液と希釈率は以下の通りとなります。
薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)
今回使用したサーフェイサーは下記5種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。
薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)
- ブラック
GS-03 サーフェイサーエヴォ ブラック - グレー
GS-01 サーフェイサーエヴォ - ホワイト
GS-02 サーフェイサーエヴォ ホワイト - ピンク
GS-07 サーフェイサーエヴォ パステルピンク - ブルー
GS-08 サーフェイサーエヴォ スカイブルー
今回使用したトップコートは下記3種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。
薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)
- 光沢トップコート
Mr.HOBBY C46 Mr.カラー クリアー/光沢 - 半光沢トップコート
Mr.HOBBY C181 Mr.カラー スーパークリア半光沢 - つや消しトップコート
Mr.HOBBY C182 Mr.カラー スーパークリアつや消し
塗装方法、注意点
- 注意点
- 塗装方法
- 薄め液
■塗装環境
希釈率や吹き付け圧は、ご使用の塗料の状態や作業環境によって最適な設定が異なります。
ハンドピースの口径や使用するコンプレッサーの出力などにも差が生じるため、最終的にはご自身の環境に合わせて調整をお願いします。
仕上がりの違いを楽しみつつ、ご購入前の参考程度に観てもらえると幸いです。
■乾燥時間
当サイトでは作業効率を重視して、乾燥には山善YD-180を使用しています。
乾燥機を使用する事で常温乾燥の3倍程度の乾燥効果があると判断しています。
■サーフェイサー
下地は1コートですが、サンプルには透明スプーンを使用しているため透け感が出やすく、作業効率を重視して両面塗装で透けを軽減しています。
■Mr.COLOR C4 イエロー(黄) 光沢
以下の流れで2コート塗装しています:
・軽く砂吹き → 下地を覆うように重ね吹き → 艶出しを意識した本吹き
■トップコート
トップコートはいずれも1コートで仕上げています。
色味や隠ぺい力を比較するためのサンプル作成が主な目的なので、ホコリ等の配慮はあまりしておりませんでご了承ください。
あと、私は塗装が上手いわけではないので、多少のムラも温かい目で見ていただけると嬉しいです(震)
塗料メーカーごとに推奨されている薄め液はありますが、当サイトのサンプル作成では作業効率や乾燥速度を考慮し、速乾性の高いガイアノーツ製の薄め液を使用する場合があります。
使用塗料とは異なるメーカー製の薄め液を用いることもありますが、いずれも同じラッカー系溶剤であるため、色味や定着に大きな影響はないと判断しています。
トップコート前の比較
トップコートを塗布していない状態の1コート/2コートの比較・確認です。
ここでは主に塗料の発色能力や、乾燥時間による色味の変化を確認しています。
トップコート無し(1コート)
▼1コート塗装後3時間の状態です。
▼1コート塗装後24時間の状態です。
1コートでは下地の影響が強く出て、全体的に濁ったようない色味に。
24時間の乾燥時間を設けたことによる変化は、
溶剤が抜けたことにより色ムラが少し落ち着いたように感じるが、1コートの段階では乾燥による色味や、光沢の変化はほぼ見られない。
トップコート無し(2コート)
▼2コート塗装後3時間の状態です。
▼2コート塗装後24時間の状態です。
2コートで膜厚が揃い、C4の黄は一段とクリアに。
ここから下地色の影響がはっきり出てきた印象。
黒は反射が少なく低明度・高彩度で締まった黄、白は広帯域の強い反射で戻り光が増え高明度の明るい黄、グレーは無彩色成分が混ざって落ち着いた黄。
ピンクは赤の戻り光が足されて暖かく、やや橙寄りに、ブルーは赤成分が削られて相対的に緑が勝ち、黄緑方向へわずかにシフト。
1コート時と同様、乾燥での色味・艶変化はごく小さい。
乾燥による色ブレが少ないため、仕上がりイメージを掴みやすい。
トップコート後の比較
2コート24時間乾燥後の塗装サンプルに光沢/半光沢/つや消しトップコートを塗布した状態での比較・確認です。
▼光沢トップコート
▼半光沢トップコート
▼つや消しトップコート
光沢トップコートでは色相はほぼ据え置きで、主変化は艶とコントラストの立ち上がり。
トップ前の曖昧さが解消して、黄色がツルっと前に出た印象。
半光沢トップコートでは鏡面反射をほどよく切るので、黄色で出やすいハイライトの白飛びが軽減。
光沢ほど派手に見せず、つや消しほど彩度を削らない中間の落ち着き。
つや消しトップコートでは鏡面反射を切り、拡散反射優位に。
結果として彩度が半歩落ち、明るくマイルドな黄に見える印象。
下地差の「方向性」はそのままに、全体のトーンが均質化。
今回使用した塗料のリンク
▼Mr.COLOR C4 イエロー(黄) 光沢

▼薄め液

▼サーフェイサー





▼トップコート



まとめ
Mr.カラー C4 イエロー(Mr.COLOR)は、乾燥後の色味の変化がほとんどなく、塗装直後の段階で仕上がりのイメージが掴みやすいです。
トップコートでの質感の変化もおおむね想定通りな動き方の印象なので、下地色との関係性さえつかんでしまえば、素直で抜群に使いやすい塗料だというのが私の印象です!
この比較が、みなさんの塗装ライフにちょっとしたひらめきを届けられたら嬉しいです。