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【塗装比較】ガイアカラー 004 ウルトラブルー(gaianotes)|下地・トップコート別サンプル

ガイアノーツ ガイアカラー カラー別検証 ソリッド 青系 / Blue

どうも、当サイト管理人のりりえもんです。

今回はガイアノーツから販売されているガイアカラー No.004 ウルトラブルー(gaiacolor)を使い、
5種類の下地色に塗装 → [光沢/半光沢/つや消し]でトップを重ねて、
発色と質感の違いや、乾燥による見え方の変化を検証しました。

私の主観になりますが、今回の検証での印象としては、
隠ぺいはそこそこ高め、積層で下地の影響を抑えつつ「青の芯」が太る。乾燥でトーンは軽く澄むので設計は乾燥後前提、最終表情はトップコートの“反射差”で整えるブルー。
この結論に至るプロセスを写真つきでまとめています。
「見せてもらうか、りりえもんの新しい検証記事の性能とやらを!」
こんな気分でさくっとどうぞ!

今回の検証内容

▼今回比較する塗料は、ガイアカラー No.004 ウルトラブルー(gaiacolor)です。

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▼使用する下地色は以下の5色となります。

使用する下地色
  • ブラック
  • グレー
  • ホワイト
  • ピンク
  • ブルー

▼使用するトップコートは以下の3種類となります。

使用するトップコート
  • 光沢
  • 半光沢
  • つや消し

上記5色の下地の上に、ガイアカラー No.004 ウルトラブルー(gaiacolor)を塗布して隠ぺい力や発色の確認を行い、
トップコート3種類を塗布した際の見え方の変化について検証していきます!

今回検証する塗料・下地・トップコート詳細

下地・トップコートの希釈率や使用した塗料の詳細は以下の通りとなります。

  • 検証する塗料
  • サーフェイサー
  • トップコート

ガイアカラー No.004 ウルトラブルー(gaiacolor)に使用した薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

今回使用したサーフェイサーは下記5種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

使用したサーフェイサー
  • ブラック
    GS-03 サーフェイサーエヴォ ブラック
  • グレー
    GS-01 サーフェイサーエヴォ
  • ホワイト
    GS-02 サーフェイサーエヴォ ホワイト
  • ピンク
    GS-07 サーフェイサーエヴォ パステルピンク
  • ブルー
    GS-08 サーフェイサーエヴォ スカイブルー

今回使用したトップコートは下記3種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

使用したトップコート
  • 光沢トップコート
    Gaiacolor Ex-03 Ex-クリアー(光沢)
  • 半光沢トップコート
    Gaiacolor Ex-09 Ex-セミグロスクリアークリアープレミアム[フッ素入](半光沢)
  • つや消しトップコート
    Gaiacolor Ex-10 Ex-フラットクリアークリアープレミアム[フッ素入](つや消し)

塗装方法、注意点

  • 注意点
  • 塗装方法
  • 薄め液

■塗装環境
希釈率や吹き付け圧は、ご使用の塗料の状態や作業環境によって最適な設定が異なります。
ハンドピースの口径や使用するコンプレッサーの出力などにも差が生じるため、最終的にはご自身の環境に合わせて調整をお願いします。
仕上がりの違いを楽しみつつ、ご購入前の参考程度に観てもらえると幸いです。

■乾燥時間
当サイトでは作業効率を重視して、乾燥には山善YD-180を使用しています。
乾燥機を使用する事で常温乾燥の3倍程度の乾燥効果があると判断しています。

■サーフェイサー
下地は1コートですが、サンプルには透明スプーンを使用しているため透け感が出やすく、作業効率を重視して両面塗装で透けを軽減しています。

■ガイアカラー No.004 ウルトラブルー(gaiacolor)
以下の流れで2コート塗装しています:
・軽く砂吹き → 下地を覆うように重ね吹き → 艶出しを意識した本吹き

■トップコート
トップコートはいずれも1コートで仕上げています。

色味や隠ぺい力を比較するためのサンプル作成が主な目的なので、ホコリ等の配慮はあまりしておりませんでご了承ください。
あと、私は塗装が上手いわけではないので、多少のムラも温かい目で見ていただけると嬉しいです(震)

塗料メーカーごとに推奨されている薄め液はありますが、当サイトのサンプル作成では作業効率や乾燥速度を考慮し、速乾性の高いガイアノーツ製の薄め液を使用する場合があります。
使用塗料とは異なるメーカー製の薄め液を用いることもありますが、いずれも同じラッカー系溶剤であるため、色味や定着に大きな影響はないと判断しています。

トップコート前の比較

トップコートを塗布していない状態の1コート/2コートの比較・確認です。
ここでは主に塗料の発色能力や、乾燥時間による色味の変化を確認しています。

トップコート無し(1コート)

▼1コート塗装後3時間の状態です。

▼1コート塗装後24時間の状態です。

トップ無し1コート

隠ぺい力は中程度、1コート段階では下地の影響ははっきりとでています。
白・ピンクは明るく軽めの青、グレーは中庸、黒青はぐっと深くサファイア寄りに見え、
極端差まではいかないものの、下地での語り口の変調は明確です。

乾燥時間での変化は、24時間乾燥でトーンがわずかに明るく、軽やかな青に寄る。
見た目の差は中小の範囲で、ハイライトの伸びと艶の均一が整った印象。

推測になりますが、乾燥進行で溶剤が抜け、樹脂の微細な濁り・空間が減少→散乱が減って鏡面成分が増える。
その結果明るさが上がり、同じ青でも軽く澄んだ印象に触れる。
顔料の吸収のピークは大きく動かないため色相はほぼ維持。

トップコート無し(2コート)

▼2コート塗装後3時間の状態です。

▼2コート塗装後24時間の状態です。

トップ無し2コート

2コートにすると透け感がさらに抑えられ、1コートでわずかに残っていた下地の気配はほぼ均される。
色そのものは大きくは動かず、青の密度が一段上がって面がスッと締まる印象。
艶もレベリング+膜厚の効果でハイライトが細くシャープに立つ。

乾燥は1コートと同様に3h→24hで“軽やかさ”がもう一段増す方向。
溶剤が抜けて微細なにごりが減るぶん、平均の明るさがわずかに上がり、青が澄んで見える。

いずれも色相の転調は小さく、見える違いは主に反射の整い方によるもの、という読みが自然。

トップコート後の比較

2コート24時間乾燥後の塗装サンプルに光沢/半光沢/つや消しトップコートを塗布した状態での比較・確認です。

▼光沢トップコート

▼半光沢トップコート

▼つや消しトップコート

トップコート後

光沢(Ex-03)
表面がつるっと整って映り込みが強くなり、青がひと段深く・締まって見える。ハイライトは小さく鋭い。下地差はさらに感じにくい方向。

半光沢(Ex-09)
反射がやわらぎ、明るさが一段軽く感じられる一方で、青の深みは少し後退。ハイライトはふっくら広がるので“ギラつき”は抑えめ。

つや消し(Ex-10)
映り込みが消えて面の均一感が最も高い。見た目はやや明るく・彩度は控えめの落ち着いたブルーに。微細なうねりや歪みは目立ちにくい。

今回使用した塗料のリンク

▼ガイアカラー No.004 ウルトラブルー(gaiacolor)

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▼薄め液

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▼トップコート

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まとめ

ガイアカラー No.004 ウルトラブルー(光沢)を比較検証してみて感じたのは、
隠ぺいは“そこそこ高め”で、積層を重ねるほど下地の寄与がスッと薄まっていくタイプということ。

下地のニュアンスを活かしたいなら1~2コート付近で止めるのがちょうどよさそうで、
2コートを越えていくと面の均一化とともに青の密度感が前に出る。

一方で乾燥によるトーン変化はそこそこ出る(3h→24hでやや明るく・軽やかに澄む方向)。
色相そのものは大きく動かないが、反射が整って“見えの青”が変わるぶん、設計段階で乾燥後の見え方を前提にしておく必要はある。

トップコートは色より反射のさじ加減を動かすレイヤーで、光沢は深く締まって見え、半光沢~つや消しは明るく穏やかに見せる。
最終的な表情は反射 × 下地 × 積層の掛け算で決まる、そんな素直なブルーという印象です。


この比較が、みなさんの塗装ライフにちょっとしたひらめきを届けられたら嬉しいです。

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