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【塗装比較】ガイアカラー 003 ブライトレッド(gaianotes)|下地・トップコート別サンプル

ガイアノーツ ガイアカラー 赤系 / Red カラー別検証 ソリッド

どうも、当サイト管理人のりりえもんです。

今回はガイアノーツから販売されているガイアカラー No.003 ブライトレッド(gaiacolor)を使い、
5種類の下地色に塗装 → [光沢/半光沢/つや消し]でトップを重ねて、
発色と質感の違いや、乾燥による見え方の変化を検証しました。

私の主観になりますが、今回の検証での印象としては、
半透明寄り・下地依存が強く、重ねた積層よりも“反射と下地”で表情が決まる跳ねる赤。
この結論に至るプロセスを写真つきでまとめています。
「見せてもらうか、りりえもんの新しい検証記事の性能とやらを!」
こんな気分でさくっとどうぞ!

今回の検証内容

▼今回比較する塗料は、ガイアカラー No.003 ブライトレッド(gaiacolor)です。

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▼使用する下地色は以下の5色となります。

使用する下地色
  • ブラック
  • グレー
  • ホワイト
  • ピンク
  • ブルー

▼使用するトップコートは以下の3種類となります。

使用するトップコート
  • 光沢
  • 半光沢
  • つや消し

上記5色の下地の上に、ガイアカラー No.003 ブライトレッド(gaiacolor)を塗布して隠ぺい力や発色の確認を行い、
トップコート3種類を塗布した際の見え方の変化について検証していきます!

今回検証する塗料・下地・トップコート詳細

下地・トップコートの希釈率や使用した塗料の詳細は以下の通りとなります。

  • 検証する塗料
  • サーフェイサー
  • トップコート

ガイアカラー No.003 ブライトレッド(gaiacolor)に使用した薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

今回使用したサーフェイサーは下記5種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

使用したサーフェイサー
  • ブラック
    GS-03 サーフェイサーエヴォ ブラック
  • グレー
    GS-01 サーフェイサーエヴォ
  • ホワイト
    GS-02 サーフェイサーエヴォ ホワイト
  • ピンク
    GS-07 サーフェイサーエヴォ パステルピンク
  • ブルー
    GS-08 サーフェイサーエヴォ スカイブルー

今回使用したトップコートは下記3種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

使用したトップコート
  • 光沢トップコート
    Gaiacolor Ex-03 Ex-クリアー(光沢)
  • 半光沢トップコート
    Gaiacolor Ex-09 Ex-セミグロスクリアークリアープレミアム[フッ素入](半光沢)
  • つや消しトップコート
    Gaiacolor Ex-10 Ex-フラットクリアークリアープレミアム[フッ素入](つや消し)

塗装方法、注意点

  • 注意点
  • 塗装方法
  • 薄め液

■塗装環境
希釈率や吹き付け圧は、ご使用の塗料の状態や作業環境によって最適な設定が異なります。
ハンドピースの口径や使用するコンプレッサーの出力などにも差が生じるため、最終的にはご自身の環境に合わせて調整をお願いします。
仕上がりの違いを楽しみつつ、ご購入前の参考程度に観てもらえると幸いです。

■乾燥時間
当サイトでは作業効率を重視して、乾燥には山善YD-180を使用しています。
乾燥機を使用する事で常温乾燥の3倍程度の乾燥効果があると判断しています。

■サーフェイサー
下地は1コートですが、サンプルには透明スプーンを使用しているため透け感が出やすく、作業効率を重視して両面塗装で透けを軽減しています。

■ガイアカラー No.003 ブライトレッド(gaiacolor)
以下の流れで2コート塗装しています:
・軽く砂吹き → 下地を覆うように重ね吹き → 艶出しを意識した本吹き

■トップコート
トップコートはいずれも1コートで仕上げています。

色味や隠ぺい力を比較するためのサンプル作成が主な目的なので、ホコリ等の配慮はあまりしておりませんでご了承ください。
あと、私は塗装が上手いわけではないので、多少のムラも温かい目で見ていただけると嬉しいです(震)

塗料メーカーごとに推奨されている薄め液はありますが、当サイトのサンプル作成では作業効率や乾燥速度を考慮し、速乾性の高いガイアノーツ製の薄め液を使用する場合があります。
使用塗料とは異なるメーカー製の薄め液を用いることもありますが、いずれも同じラッカー系溶剤であるため、色味や定着に大きな影響はないと判断しています。

トップコート前の比較

トップコートを塗布していない状態の1コート/2コートの比較・確認です。
ここでは主に塗料の発色能力や、乾燥時間による色味の変化を確認しています。

トップコート無し(1コート)

▼1コート塗装後3時間の状態です。

▼1コート塗装後24時間の状態です。

トップ無し1コート

隠ぺい力は弱め。1コートでは下地色の影響がはっきり出ます。
白・ピンク=明るくビビッド/グレー=中庸/黒・青=トーンが沈む

乾燥の影響は明度・彩度がわずかに減少する程度。目視ではほぼ判別不可で、塗膜の締まりにより反射が整うくらいの変化。

(推測)塗膜は半透明寄り。
白・ピンクで艶が相対的に弱く見えるのは、透過光が下地で拡散して戻り、鏡面ハイライトとのコントラストが下がるため。

ミスターカラーC3レッドと同じような塗料設計に感じますが、
ガイアカラー003ブライトレッドの方が、彩度が高めの赤に感じます。
C3レッドが“語りかける赤”なら、跳ねてくる赤”というキャラクターの差が出ている印象です。

トップコート無し(2コート)

▼2コート塗装後3時間の状態です。

▼2コート塗装後24時間の状態です。

トップ無し2コート

2コートにしたことで透け感は一段落ち、下地差の“見えの幅”は縮小。
ただし影響自体は依然として強く残る。
塗り重ねによる赤味の押し上げは小さめで、黒下地で鮮やかな赤を狙うなら相応の積層が必要と感じられる。
黒下地の重厚感を活かす意図がないなら、塗装設計そのものを組み替えた方が早いケースもありそうです。

艶感に関しては、
積層で再び濡れてレベリングが進み、かつ膜厚アップにより面の微細なうねりが減少。
その結果、ハイライトの輪郭が細くシャープに立つ。

さらに乾燥を置くことで溶剤が抜け、
微細なスキマ由来の濡れ感が減少。反射が整って艶がもう一段シャープになる。
色のトーン自体の変化は小さく、見える違いは主に**“光の当たり方が落ち着く”方向**に留まった印象です。

トップコート後の比較

2コート24時間乾燥後の塗装サンプルに光沢/半光沢/つや消しトップコートを塗布した状態での比較・確認です。

▼光沢トップコート

▼半光沢トップコート

▼つや消しトップコート

トップコート後

光沢(Gaiacolor Ex-03)
表面がきれいに“張って”、映り込みがカチッと立つ。
赤が一段深く見え、白・ピンク下地では鮮やかさのノリが良くなる一方、
面の荒れや段差はそのまま映るので、仕上げ頼みのごまかしは効きにくい。黒・青下地は“ワイン寄りの深さ”が強調される見える。

半光沢(Gaiacolor Ex-09)
反射がやわらぎ、ハイライトの角が丸くなる。
ギラつきが抜けて面のムードがそろうので、写真で見ても破綻しにくい。
赤の芯は保ちつつ、光沢ほど“鏡”にならない中庸さ。
白・ピンクは軽やか、黒・青は落ち着きが前に出る印象。

つや消し(Gaiacolor Ex-10)
映り込みがほぼ消えて均一でマットな赤面に。
細かな歪みは見えにくくなるが、拡散反射が増えるぶん彩度はわずかに落ち着いて見える。
白・ピンクでは“ふわっと”軽く、黒・青では“しっとり”と深い方向。

今回使用した塗料のリンク

▼ガイアカラー No.003 ブライトレッド(gaiacolor)

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▼薄め液

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▼サーフェイサー

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▼トップコート

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まとめ

ガイアカラー No.003 ブライトレッド(光沢)を比較検証してみて感じたのは、
半透明寄りで下地依存が強い赤という印象でした。

1コートでは下地の語り口がそのまま前に出て、
白・ピンクでは軽やかに跳ね、黒・青ではぐっと沈む。
積層で透けは締まって赤の密度感は増すものの、印象の転調は小さく下地のキャラは残る。

乾燥差は終始小さく、3時間から24時間に伸ばしても艶の均一が整う程度で、色そのものの動きはわずか。
トップコートは色相ではなく“反射のさじ加減”を変える役として効き、見え方は最終的に反射 × 下地で決まる。
そんな素直な振る舞いの赤だと感じました。

ミスターカラーC3レッドとは似た挙動ながら、
003ブライトレッドの方が赤の鮮やかさが強く、お好みや最終イメージで使い分けることで、思い通りの仕上がりに近づけると思います!
この比較が、みなさんの塗装ライフにちょっとしたひらめきを届けられたら嬉しいです。

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