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【塗装比較】ガイアカラー 002 ピュアブラック(gaianotes)|下地・トップコート別サンプル

ガイアノーツ ガイアカラー ソリッド ブラック系 / Black

どうも、当サイト管理人のりりえもんです。

今回はガイアノーツから販売されているガイアカラー No.002 ピュアブラック(gaiacolor)を使い、
5種類の下地色に塗装 → [光沢/半光沢/つや消し]でトップを重ねて、
発色と質感の違いや、乾燥による見え方の変化を検証しました。

私の主観になりますが、今回の検証での印象としては、
隠ぺい最強級・乾燥変化小。差は主に反射のコントロール。下地を整えれば狙いどおりの“黒”に決まる。
この結論に至るプロセスを写真つきでまとめています。
「見せてもらうか、りりえもんの新しい検証記事の性能とやらを!」
こんな気分でさくっとどうぞ!

今回の検証内容

▼今回比較する塗料は、ガイアカラー No.002 ピュアブラック(gaiacolor)です。

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▼使用する下地色は以下の5色となります。

使用する下地色
  • ブラック
  • グレー
  • ホワイト
  • ピンク
  • ブルー

▼使用するトップコートは以下の3種類となります。

使用するトップコート
  • 光沢
  • 半光沢
  • つや消し

上記5色の下地の上に、ガイアカラー No.002 ピュアブラック(gaiacolor)を塗布して隠ぺい力や発色の確認を行い、
トップコート3種類を塗布した際の見え方の変化について検証していきます!

今回検証する塗料・下地・トップコート詳細

下地・トップコートの希釈率や使用した塗料の詳細は以下の通りとなります。

  • 検証する塗料
  • サーフェイサー
  • トップコート

ガイアカラー No.002 ピュアブラック(gaiacolor)に使用した薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

今回使用したサーフェイサーは下記5種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

使用したサーフェイサー
  • ブラック
    GS-03 サーフェイサーエヴォ ブラック
  • グレー
    GS-01 サーフェイサーエヴォ
  • ホワイト
    GS-02 サーフェイサーエヴォ ホワイト
  • ピンク
    GS-07 サーフェイサーエヴォ パステルピンク
  • ブルー
    GS-08 サーフェイサーエヴォ スカイブルー

今回使用したトップコートは下記3種類となります。
薄め液と希釈率は以下の通りとなります。

薄め液 T-01 ガイアカラー薄め液
希釈率 1:2(塗料:薄め液)

使用したトップコート
  • 光沢トップコート
    Gaiacolor Ex-03 Ex-クリアー(光沢)
  • 半光沢トップコート
    Gaiacolor Ex-09 Ex-セミグロスクリアークリアープレミアム[フッ素入](半光沢)
  • つや消しトップコート
    Gaiacolor Ex-10 Ex-フラットクリアークリアープレミアム[フッ素入](つや消し)

塗装方法、注意点

  • 注意点
  • 塗装方法
  • 薄め液

■塗装環境
希釈率や吹き付け圧は、ご使用の塗料の状態や作業環境によって最適な設定が異なります。
ハンドピースの口径や使用するコンプレッサーの出力などにも差が生じるため、最終的にはご自身の環境に合わせて調整をお願いします。
仕上がりの違いを楽しみつつ、ご購入前の参考程度に観てもらえると幸いです。

■乾燥時間
当サイトでは作業効率を重視して、乾燥には山善YD-180を使用しています。
乾燥機を使用する事で常温乾燥の3倍程度の乾燥効果があると判断しています。

■サーフェイサー
下地は1コートですが、サンプルには透明スプーンを使用しているため透け感が出やすく、作業効率を重視して両面塗装で透けを軽減しています。

■ガイアカラー No.002 ピュアブラック(gaiacolor)
以下の流れで2コート塗装しています:
・軽く砂吹き → 下地を覆うように重ね吹き → 艶出しを意識した本吹き

■トップコート
トップコートはいずれも1コートで仕上げています。

色味や隠ぺい力を比較するためのサンプル作成が主な目的なので、ホコリ等の配慮はあまりしておりませんでご了承ください。
あと、私は塗装が上手いわけではないので、多少のムラも温かい目で見ていただけると嬉しいです(震)

塗料メーカーごとに推奨されている薄め液はありますが、当サイトのサンプル作成では作業効率や乾燥速度を考慮し、速乾性の高いガイアノーツ製の薄め液を使用する場合があります。
使用塗料とは異なるメーカー製の薄め液を用いることもありますが、いずれも同じラッカー系溶剤であるため、色味や定着に大きな影響はないと判断しています。

トップコート前の比較

トップコートを塗布していない状態の1コート/2コートの比較・確認です。
ここでは主に塗料の発色能力や、乾燥時間による色味の変化を確認しています。

トップコート無し(1コート)

▼1コート塗装後3時間の状態です。

▼1コート塗装後24時間の状態です。

トップ無し1コート

1コートでもしっかり黒域に入り、下地の影響は体感できないレベル。
乾燥による変化も小さく、24時間後は艶の均一性がわずかに整う程度で、黒のトーン自体はほぼ同等に見える。

黒は一般にカーボンブラックなどの強い光吸収で暗さを得るため、
1コートでも吸収が優位になり下地由来の色寄りは出にくい。
乾燥の進行で溶剤が抜け、表面がわずかにレベリングすると鏡面・拡散の比率が安定し、ハイライト周辺の見え方が整う。
という、ラッカー塗膜でよく見られる範囲の挙動に収まっている印象です。

トップコート無し(2コート)

▼2コート塗装後3時間の状態です。

▼2コート塗装後24時間の状態です。

トップ無し2コート

2コートでは面の均一性がさらに整い、黒域の安定感はそのまま。
色味の転調は感じにくく、見た目の差は主に艶とハイライトの出方の違いだけの印象です。

3時間時点では、ハイライトがやや広がって部分的に明るく見える場面がある一方、
24時間後はハイライトが締まって非ハイライト部の落ち着きが増す。
いずれも黒のトーン自体は大きくは変わらず、表面の光学が整っていく方向の差に留まっているように感じます。

総じて、2コートでも一般的な黒ラッカーの挙動の範囲に収まっている印象です。

トップコート後の比較

2コート24時間乾燥後の塗装サンプルに光沢/半光沢/つや消しトップコートを塗布した状態での比較・確認です。

▼光沢トップコート

▼半光沢トップコート

▼つや消しトップコート

トップコート後

光沢クリアーでは、
表面のつるんとした“張り”が一段上がって、映り込みがカチッと決まる。
ただ、鏡面が立つぶん面の荒れや段差はそのまま映る。
光を拾う場所と拾わない場所のコントラストが強くなるから、仕上げ頼みにはできない感じ。
下地の整え方次第で“深い黒”にも“粗が見える黒”にも振れる、という印象。

半光沢クリアー
反射の角がやわらぎ、ギラつきがスッと引く。
面のムードがそろうので、写真で見ても破綻しにくい。
光沢ほどのキレは出さず、つや消しほど情報を落とさない中庸さで、ちょっとした荒れは目立ちにくい。

つや消しクリアー
映り込みがほぼ消えて、均一で落ち着いた黒面に。
細かな歪みは視認しづらくなる一方、粒子感や塗面の“質”は隠れにくいので、粉っぽさが出ない吹き方(薄く重ねて止める)が活きる。
色相の動きは感じにくく、見えの差は反射の扱いに由来している。

黒は吸収が支配的で“色そのもの”は大きく動かない。トップコートで変わるのは主に反射の分布。
光沢=指向性が立つ/半光沢=拡散と鏡面のバランス/つや消し=拡散優位。
だからこそ、最終的な見えは下地の平滑度 × 反射コントロールの掛け算で決まる、という手触りでした。

今回使用した塗料のリンク

▼ガイアカラー No.002 ピュアブラック(gaiacolor)

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▼薄め液

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▼サーフェイサー

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▼トップコート

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まとめ

ガイアカラーNo.002ピュアブラック(光沢)を比較検証してみた感想ですが、
隠ぺい力は最強クラスで、1コートと2コートの差は光沢感(艶とハイライトの出方)にほぼ限定され、色のトーンは同等域。

乾燥差も小さく、24時間で艶の整いとハイライトの締まりがわずかに進む程度でした。

トップコートは色相より反射の出方を動かす要素として働き、
光沢=映り込みが際立つ/半光沢=バランス/つや消し=拡散優位で落ち着いた黒面という変化。
いずれもトップコートまでの塗膜状態を正直に反映するため、下地処理の重要性を強く感じる結果でした。
この比較が、みなさんの塗装ライフにちょっとしたひらめきを届けられたら嬉しいです。

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